9.11同時多発テロからの復興のシンボルとしてマンハッタン区ダウンタウンに建つワン・ワールド・トレード・センター(1WTC)の展望台が、いよいよ5月29日に開業を迎えると発表された。
グラウンド・ゼロに新しく建築され、西半球一の高さを誇る1WTCの展望台にはかねてより住民をはじめとする多くの人が注目していたため、待ちに待った開業となるだろう、とマンハッタン地域委員会のキャサリン・マクベイ・ヒュース氏は話している。観光誘致会社、NYCアンド・カンパニーのクリス・ヘイウッド氏も「展望台は1WTCのランドマークとなるだろう」と期待を寄せている。
ビル内には再建築に関わった人々を紹介するビデオパネルをはじめ、ビルの歴史をたどるプログラムも展示される。102階にある展望台の間を行き交う高速エレベーターは5つ完備され、101階には一息つけるカフェやレストランもオープンする。100階の展望台からの眺めを楽しむ「コンシェルジュ」サービスという新しい形のアトラクションも実施される予定で、入場料は大人が32ドル、6歳以上12歳未満の子どもは26ドル、シニアは30ドルになる見通し。