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共同通信
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【ソウル共同】日本人2人を含む156人が死亡したソウルの繁華街・梨泰院の雑踏事故から5日で1週間となる。事故発生前から「圧死しそうだ」と訴える通報が相次いだにもかかわらず、警察や自治体が適切な対応をせずに大惨事を招いた。当局が安全対策を怠った「人災」の実態解明を求める声が日増しに強まっている。
事故が起きたのは、新型コロナウイルス対策規制の解除後、初めて迎えたハロウィーン前の週末で、警察は10万人以上が集まることを予測。事故3日前に警察や自治体が開いた会合では「圧死事故」の恐れも指摘された。しかし、警察や自治体は通行規制といった安全計画を立てなかった。