スタテン島のリッチモンド・カウンティ・バンク・ボールパークで11日、人気漫画『進撃の巨人』をテーマにした「リアル脱出ゲーム」が開催され、同作のファンなど数百人が訪れた。現在世界中で絶大な人気を誇る漫画とのコラボレーションとあり、ファンのみならず各メディアからも大きな注目を集めた。
ゲームは60分の制限時間が設けられており、参加者達は互いに協力し様々な種類の難解な問題に挑んだ。頭脳をフル回転させ想像力をふくらませるも、最終ステージをクリアして見事脱出(ゴール)できたのはわずか2割ほどだった。ニューヨークでの開催を心待ちにしていたファンは、「ゴールできなかったが、作品の世界観を感じられて良かった」と感想を述べた。また、会場内の所々に設置されたキャラクターの等身大パネルと共に記念撮影をするファンも多く見られた。
昨年日本全国で開催された同イベントは、開幕2日間のチケットが前売りの時点で完売するなど破竹の勢いを見せており、今年に入り米国に初上陸した。これまでサンフランシスコとロサンゼルスで開催されており、サンフランシスコだけでも5000人以上が参加するなど、海を越えた人気をあらわにした。同イベントは今後、ブルックリン区でも開催を予定している。
リアル脱出ゲーム(SCRAPの商標登録)とは、一堂に集まった参加者達が謎を解きながら各ステージから脱出を図るという体感型イベントであり、これまで人気漫画や映画などとコラボレーションした形で日本国内と海外で行われてきた。