10日、カリフォルニア州から北アメリカ大陸を横断し、ニューヨークのタイムズ・スクエアまで走ってきた男性がゴールを迎え、各メディアが伝えた。
デイリーニュース紙は、100日、計2900マイル(およそ4700キロ)に及ぶ長旅をしてきたダーレン・ウェンデルさん(33)を、「現代のフォレスト・ガンプ」(1994年公開、トム・ハンクス主演の映画から)と表現。ソーシャルメディアなどでは、ウェンデルさんを励ます言葉として、映画の名台詞にちなんだ「Run, Daren, Run!」 などが使われたという。
ウェンデルさんは、今年の1月1日にロサンゼルスのサンタモニカ・ピアを出発。14の州を越え、砂漠やミズーリ州の極寒地を乗り越えてきた。道中にウェンデルさんが失ったのは、10足のスニーカーと足の親指の爪、3枚。1日におよそ45000から50000歩進んできた計算となる。しかし、達成感と人々の声援、そしてこの走りを通じて得た13万ドル(約1600万円)の支援で得た喜びは、何ものにも代え難いだろう。13万ドルは、エチオピアでの3200人分の安全な水の提供に使われる。