ブロンクス区在住の女が11年の間に10回結婚を繰り返していたことが分かり、このほど結婚詐欺容疑で逮捕された。
ドミニカ共和国出身のリアナ・バリエントス容疑者(39)は離婚歴がないものの、それぞれ別の男性と10回にわたり婚姻届を提出していた。最初の婚姻届は1999年11月5日付けとなっており、配偶者はモハメド・ジャーブリル氏と記されていた。しかし、半年も経たないうちにバリエントス容疑者は別の男性5人と結婚しており、6人目の配偶者、カクハバー・コルバラーゼ氏との婚姻日は2002年8月3日とされていた。すべての婚姻届にはバリエントス容疑者の生年月日やソーシャルセキュリティナンバーなど個人情報が記載されており、直筆の署名もあったという。なお、もっとも最近の婚姻届は10年3月に提出されており、バリエントス容疑者は最大で4年の懲役を科される結婚詐欺容疑で告訴されている。
過去には米国永住権取得目的で結婚詐欺が繰り広げられたケースもあるが、バリエントス容疑者は「10年にサレ・ケイタ氏と提出した婚姻届が唯一の結婚だ」と容疑を否認しており、動機も不明なままだ。
バリエントス容疑者は麻薬所持容疑をはじめとする複数の前科があり、ブロンクス地区裁判所がどのような判決を出すか注目が集まっている。