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共同通信
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政府などが主催する北朝鮮の「拉致問題を考える国民の集い」が6日、拉致被害者家族が参加し、山梨県富士川町で開かれた。甲府市出身で、拉致の可能性を否定できない「特定失踪者」の山本美保さん=失踪当時(20)=の双子の妹、森本美砂さん(58)が登壇、「母が元気なうちに会わせてほしい。政府は本気で交渉していただきたい」と声を詰まらせた。
山本美保さんは1984年に甲府市で消息を絶った。森本さんは「拉致問題は歴史上の出来事ではない。今現在、隣の国に自由を奪われて助けを待っている家族がいることをご理解いただきたい」と訴えた。