北海道、命名百年記念塔が解体へ

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共同通信
札幌市の「北海道百年記念塔」=7日午前

 北海道の命名から100年を記念して1970年に建てられた札幌市の「北海道百年記念塔」を巡り、道は7日、老朽化などを理由に解体準備工事を始めた。本格的な作業は来年1月以降の予定だが、約半世紀にわたって地域のシンボルとして親しまれてきた経緯があり、工事差し止めを求める住民らが提訴する事態となっている。

 7日午前、通行人に周知するための看板を設置。道によると、1月中旬から塔の土台周辺の解体を始め、2024年5月末までに撤去を終える見通し。

 塔は1869年に蝦夷地が北海道と命名されてから100年を迎えるのに合わせ、道などが記念事業として整備した。高さ100m。