米豪印の海軍、海自と共同訓練

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共同通信
共同訓練の開催式典で記念写真に納まる自衛艦隊司令官の湯浅秀樹海将(前列中央)と各国の艦隊司令官ら=8日午後、神奈川県横須賀市

 海上自衛隊と米豪印の海軍による共同訓練「マラバール」が8日、始まった。中国による海洋進出のけん制や緊迫化する台湾情勢を念頭に、日米豪印4カ国の枠組み「クアッド」の連携を強化する狙いがある。15日まで関東南方の太平洋上で、対潜水艦や対空戦闘の訓練、洋上補給などを実施する予定だ。

 海自横須賀基地に停泊する護衛艦「ひゅうが」の甲板上で開かれた式典には、4カ国の艦隊司令官ら200人以上が出席。自衛艦隊司令官の湯浅秀樹海将は「われわれは力を背景とした一方的な現状変更の試みに反対する。4カ国の緊密な連携と結束を世界に示すことは極めて重要だ」と強調した。