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共同通信
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【ニューヨーク共同】米国で7日、今年の年末商戦の号砲が鳴った。「節約しつつ最高の贈り物を」。ウォルマートやメーシーズといった小売り大手はインターネット通販で先行セールを開始した。記録的な物価高で個人消費の減速が懸念される中、今月下旬の感謝祭翌日の「ブラックフライデー」をピークに値下げ競争が激化しそうだ。
全米小売連盟は、年末商戦の売上高が前年比6~8%増となり、伸び率は前年の13.5%を大きく下回ると予測した。消費者の平均支出額は832.84ドル(約12万円)と過去10年の平均並みだが、食費や燃料代の上昇が家計を圧迫しており、慎重姿勢が強まる見通しだ。