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共同通信
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【ニューヨーク共同】10日のニューヨーク外国為替市場で円が対ドルで急騰し、一時1ドル=141円台後半と9月下旬以来、約1カ月半ぶりの円高ドル安水準を付けた。
朝方に発表された10月の米消費者物価指数(CPI)が市場予想を下回り、米連邦準備制度理事会(FRB)の利上げペースが和らぐとの観測が高まった。米長期金利が低下し、日米の金利差縮小を意識した円買いドル売りが急速に進んだ。前日午後5時現在と比べた円の上昇幅は一時4円を超えた。
午前8時50分現在、1ドル=143円50~60銭を付けた。ユーロは1ユーロ=1.0131~41ドル、145円45~55銭。