日本、ブラジル、ペルー料理をミックスしたフュージョンレストラン「スシサンバ」の共同経営者の兄が8日、出資したのにも関わらず正当な報酬を受けなかったとして、共同経営者らを相手取り300万ドルを求める訴えを起こした。
スシサンバは1999年、マシュー・ジョンソンさん、シモン・ボコブザさん、ダニエレ・ビレラさんら3人の共同経営者がパーク・アベニューにオープンした。しかし15年前、マイアミビーチやグリニッジビレッジにも支店を出すため、ションソンさんの兄でオハイオ州を拠点とするカイロプラクターのブライアン・ジョンソンさんから100万ドルの出資を受けた。
ブライアンさんは、出資をすれば対等のパートナーになれると思っていたが、共同経営者らは対等のパートナーとはせず、マイアミ店の株式7%とグリニッジビレッジ店の株式4.75%のみを譲渡した。また、マイアミ店の株式50%を、同氏に何の相談もなく売却し、それぞれが数億ドルの利益を得ていたといい、同氏がマイアミ店とグリニッジビレッジ店オープンの際に出資した資金の一部を、シカゴ店のオープンのために無断で使っていたという。
スシサンバは現在、ニューヨーク、コーラル・ゲイブルズ、ラスベガス、ロンドンに支店がある。