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共同通信
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長野県王滝村は15日までに、2014年に噴火した御嶽山(長野、岐阜両県)で、立ち入り規制が続く尾根「八丁ダルミ」に噴石から身を守るシェルターを設置した。村は登山道の整備も進め、来シーズンにも八丁ダルミの規制を解除したい考え。
八丁ダルミは、王滝頂上(2936メートル)から山頂(剣ケ峰、3067メートル)に続く尾根で火口近くにある。村によると、幅2.5メートル、高さ2メートルの鋼鉄製のシェルター2基を設置した。1基に30人が避難できるという。
村は22年のシーズン中の規制解除を目指したが、気象庁が2月、噴火警戒レベルを引き上げたため工事業者の選定が遅れた。