BKLYNの大型物件が売りに リース高騰で立ち退きの憂き目

 ニューヨークを代表する人気地ビール「ブルックリン・ブリュワリー」と、コンサートホールも備えるボーリング場「ブルックリン・ボウル」が入居するウィリアムズバーグの大型倉庫がこのほど売りに出されたと各メディアが報じている。
 同物件を取り扱う不動産エージェントによると、61-71ワイス・アベニューに建つこの大型倉庫は、総面積が3万5000平方フィート(3522平方メートル)あり、売り値は5000万ドル(約59億9275万円)以上になると予想されている。
 ブルックリン・ボウルは2021年、ブルックリン・ブリュワリーは25年にそれぞれリース契約が満期となる。倉庫の所有者ヨエル・ゴールドマン氏は「売買はリース条件に影響を与えない」としており、「長期的に安定した投資物件」だと説明している。
 ウィリアムズバーグは近年不動産開発が活発に進んでおり、ワイス・アベニュー沿いでは現在2件のホテルが建設中である他、オフィスビルの新築計画も複数伝えられている。