飛行機急降下の原因は? 3人が意識を失う

 22日、米ユタ州に本拠地を置くスカイウエスト航空の5622便が、ニューヨーク州バッファローに緊急着陸していた件で、機体が数分の間に2万フィート急降下しており、3名が意識を失っていたことが分かった。
 約80名を運んでいた5622便はユナイテッド航空との共同運行便で、イリノイ州シカゴからコネチカット州ハートフォードへ40分のフライトとなる予定だった。1名が体調不良を訴え意識を失ってから間もなく、機体は数分の間に2万フィート降下して、次いで2名が意識を失った。機首は下を向き、まさに真っ逆さまに落ちていったという。
 機長は、キャビンにて気圧の問題が生じて意識を失った乗客が出たため、問題なく呼吸のできる高度まで下がる必要があったと説明。乗客2人が意識を失ったのは降下前かその最中であるか、またその詳しい原因は現在調査中だという。
 バッファローに到着した75名の乗客は、酸素を与えられるなど手当てを受け、けが人はなく、病院へ搬送された者もいなかった。