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共同通信
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【シャルムエルシェイク共同】エジプトで開催中の国連気候変動枠組み条約第27回締約国会議(COP27)は会期最終日の18日、議長が成果文書案を新たに示した。ただし焦点である発展途上国の気候変動被害への支援は、先進国と途上国の主張が併記されたまま。化石燃料の段階廃止による温室効果ガスの排出削減加速でも溝が埋まらず難航している。各国は会期を延長し調整を急ぐが、決着が大幅にずれ込むとの見通しが出ている。
干ばつや海面上昇などで途上国の人々が被った「損失と被害」への対応では、復興の資金源となる国際基金を新たに設けるよう途上国が強く求めている。