ニューヨーク州の都市交通局(MTA)は24日、昨年利用者数が増えた地下鉄L、M、2、7番線の増便案を提出した。利用者数がもっとも増えたL線は、平日の午前10時半〜午後2時までの間に7往復の増便が計画されている。
増便により、朝と夜のラッシュ時の運行間隔は5分間に短縮される見込み。L線のブッシュウィック・アベニュー/アバディーン・ストリート駅の昨年平日の利用者数は11.5%増加しており、ベッドフォード・アベニュー駅ではピーク時、平均2万7000人が利用していた。2番線は午後8時半〜午後9時半の間に、また7番線は午後8時〜午後10時20分の間に、それぞれ2本ずつ増便の予定。7番線のフラッシング・メインストリート駅の昨年の平日の平均利用者数は、6万人を超えていた。M線は午前9時〜午前9時半の間に1本の増便が計画されている。一方、D線は朝と夕方のラッシュ時に1本ずつ本数が減らされ、午前7時半〜午前8時の間のブルックリン方面行きと午後5時半〜午後6時までのブロンクス方面行きの運行間隔が10分間に延びる。
総費用年間約160万ドルと推定される増便実現には、運輸委員会とMTA取締役会の承認が必要であり、数週間中に投票が行われるという。承認されれば、12月に増便が始まる予定。