Published by
共同通信
共同通信
旧ソ連・中央アジアのカザフスタンで20日に実施された前倒し大統領選で、現職のカシムジョマルト・トカエフ大統領(69)が再選を決めた。21日に中央選挙管理委員会が発表した暫定集計で81.31%を得票、他の5候補を圧倒した。投票率は69.44%だった。
トカエフ氏は自身が主導した9月の憲法改正後の大統領選に圧勝し権力基盤を確立した。ソ連時代末期からカザフに君臨し退任後も強い影響力を保ったナザルバエフ前大統領の親族や側近グループを排除し、旧ソ連型の政治・経済システムの改革を目指す。野党の活動容認など実質的な民主化を進められるかどうかが課題となる。(共同)