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共同通信
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日中両政府は22日、東シナ海など海洋を巡る問題を関係省庁の実務者間で話し合う「高級事務レベル海洋協議」をオンライン方式で開いた。約3年ぶりの対面となった17日の日中首脳会談を受け、防衛当局の幹部間を直結するホットラインの早期運用開始へ調整を進めていくことで一致した。外交・防衛当局高官による「安保対話」の開催を調整することでも合意した。
日本側は、日本周辺での軍事活動に「深刻な懸念」を表明し、沖縄県・尖閣諸島周辺で繰り返される中国海警局船の領海侵入を直ちに止めるよう要求。中国が東シナ海の日中中間線の中国側でガス田の掘削施設を設置したことに強い懸念を示した。