コウモリが木から地面に落下 セントラルパーク、あまりの寒さで筋肉硬直

 

 

コウモリが木から地面に落下

セントラルパーク、あまりの寒さで筋肉硬直

 

寒い日には、セントラルパークでコウモリが休んでいるのを見かけることがある。エネルギーを蓄えているので、邪魔をしないことだ。(Photo: セントラルパークのウェブサイトより)

 

 マンハッタン区のセントラルパークで、急激な寒さによりショック状態に陥ったコウモリが、木から地面に落下するという現象が起きている。タイムアウトが17日、報じた。

 ニューヨーク市公園局はツイッターへの投稿で「気温の変動が激しい秋には、このような行動は珍しくない。寒すぎて筋肉が動かなくなり、活動が鈍くなる」と指摘。「日中の気温が上がれば、コウモリの体温も上がる」としている。他の野生動物と同様、コウモリに近づいたり触ったりせず、地面に落下したコウモリを見かけた場合はパークレンジャーが救助できるために、ニューヨーク市行政サービス窓口(311)に電話するよう呼びかけている。

 セントラルパーク自然環境保護団体のライアン・シュミット氏によると、ニューヨークには9種類のコウモリが生息。セントラルパークのコウモリは大きく分けて、洞穴性コウモリと樹洞性コウモリに分けられるという。洞穴性コウモリは、1年を通じてほとんど同じ場所で過ごし、冬は冬眠で脂肪を蓄えて生き延びる。一方、木の上にねぐらを作る樹洞性コウモリは、冬になると暖かい地域に南下するとされる。セントラルパークで見かけるコウモリは、樹洞性コウモリである可能性が高いという。

 


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