マンハッタン区のダン・ガロドニック民主党市会議員が、路上でチケットを押し売りすることを禁止する法案を市へ提出していることが4月27日、分かった。
「押し売り・過剰な勧誘の禁止」としてまとめられた法案内では、特に観光客に対しサービスの購入を過剰に要求するのを禁止することなどが盛り込まれており、エンパイアステート・ビルや自由の女神像付近で、チケットを販売することにも言及している。観光都市としての、市での滞在をより楽しんでもらうための策ともいえる。
現在の法令でも路上で物乞いをすることなどは禁止されているが、チケットやサービスの販売そのものを禁止する条例はなかった。「チケット販売」に触れるのは初めてのこと。法案が決まれば、ショー、ツワー、乗り物へのチケット販売などが該当するという。
これにより、警察による路上行為の取り締まりを簡単にすると期待されている。この条例があれば、客を追いかけて執拗に購入をせまる、説明中に道をふさいで他の通行人の邪魔になる、声をかけるために触るなどの行為も禁止することができるようになるためだ。