JR東日本、利用低迷72区間に

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共同通信
JR東日本のロゴマーク

 JR東日本は24日、1キロ当たりの1日平均乗客数が2千人未満だった地方路線が2021年度は36路線72区間だったと明らかにした。新型コロナウイルス流行前の19年度(35路線66区間)から拡大した。収入から費用を差し引いた収支を19年度の66区間に限って比較すると、赤字額の合計は約693億円から約679億円に改善した。

 JR東の担当者は、改善の理由について「コスト削減や運営の効率化によるもの」と説明した。

 個別の区間で赤字額が最も大きかったのは羽越線村上―鶴岡間の49億9800万円。収入が最も少なかったのは久留里線久留里―上総亀山間で100万円だった。