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共同通信
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【クアラルンプール共同】マレーシアの王室は24日、総選挙後に難航した連立交渉に絡み、第1勢力の野党連合「希望連盟(PH)」議長のアンワル元副首相を首相に任命すると発表した。アブドラ国王の仲裁で旧与党連合「国民戦線(BN)」や東部ボルネオ島の地域政党などが大連立に参加する見通し。事実上の政権交代となる。
19日投開票の総選挙では主要な三つの政党連合がいずれも単独過半数を取れず、連立交渉が長引いていた。PHとBNは長年激しく対立しており、寄り合い所帯の色合いが濃い新政権が安定するかは不透明だ。
アンワル氏はマハティール政権下の権力闘争で副首相職を解任された。