国連、イラン人権巡る調査団設置

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共同通信

 【ジュネーブ共同】国連人権理事会(47理事国)は24日、イランの人権状況について特別会合を開き、イスラム教徒の女性の髪を隠すスカーフのかぶり方が不適切だとして拘束された女性が死亡したことへの抗議デモへの弾圧など、イランでの人権侵害を巡る調査団の設置を盛り込んだ決議を採択した。

 決議には日本や欧米諸国など25カ国が賛成。中国やパキスタン、ベネズエラ、キューバなど6カ国が反対、棄権16カ国で採択された。調査団は2024年前半の人権理に最終報告書を提出予定で、決議はイラン当局に対し、現地調査など調査団への協力を要求した。