台湾与党、統一地方選で劣勢

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共同通信
台北市長選の開票速報を見守りながら気勢を上げる民進党の支持者ら=26日、台北(共同)

 【台北共同】台湾で2024年1月に予定される総統選の前哨戦として注目される統一地方選は26日投票が行われた。テレビ各社の開票速報によると、与党の民主進歩党(民進党)は事実上の首都、台北市と北部・桃園市の市長選で劣勢で、最大野党の国民党が両市長ポストを8年ぶりに奪還する勢い。民進党は21の県・市長選で現有ポストを減らす見通し。

 選挙戦では内政問題や候補者個人の資質に注目が集まり、対中国政策は主要争点にならなかった。結果にかかわらず、中国が求める「一つの中国」を拒否する蔡英文政権の姿勢に変更はないが、勝敗の行方は各党の総統候補選出に影響する。