「独房で日記書き正気保った」

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共同通信

 ミャンマー国軍から解放されたドキュメンタリー制作者の久保田徹さん(26)が26日、群馬県館林市で記者会見し、約3カ月半に及んだ拘束生活を振り返った。裁判所から扇動罪などで計10年の禁錮刑を言い渡されたことに触れ「気が遠くなりそうだったが、独房にペンをひそかに持ち込んで日記を書き続け、正気を保っていた」と述べた。

 治安当局からは、ミャンマーのイスラム教徒少数民族ロヒンギャ難民に関するドキュメンタリー動画を自身のフェイスブックに投稿したことを巡り「ロヒンギャから金をもらったのか」と詰問されたり、小突かれたりしたとも明らかにした。