ＭＴＡは、今後も騒音軽減対策に務めると述べている
個人用保護具を販売するハニーウェル・セーフティー・プロダクト社の代表、ブラッド・ウィット氏は第20回国際騒音認識デーの４月29日、地下鉄の騒音に繰り返しさらされていると聴力が低下すると警告し、エーエム・ニューヨークが報じた。
85デシベルの騒音を８時間または100デシベルの騒音を15分間聞き続けると、危険な騒音レベルに達するというが、2009年に行われた研究によると駅のプラットフォームで耳にする地下鉄の騒音は平均80デシベルで、ピーク時には100デシベルを超えるという。
１本の電車の騒音だけでは15分間にはならないが、駅には複数の電車が出入りするため、毎日のように騒音にさらされていると、危険な騒音レベルに達し、通勤・通学時の騒音で聴力を失う人が出てくるという。
一方で、ニューヨーク州の都市交通局（ＭＴＡ）広報担当官ケビン・オーティス氏によると、連続的に溶接された新しい線路やレールの留め具などの導入により騒音はだいぶ軽減されており、昨年には利用客が非常ドアを使って電車から出る際に鳴るアラーム音もカットしたとしている。
