タイムズスクエアの象徴である巨大な広告看板が違法なのではと指摘されており、撤去される可能性があると5日、米各メディアが伝えた。
化粧品会社、レブロンのディスプレイをはじめ、マリオットホテルの壁一面に貼られたネオンや散りばめられた映画などの広告が観光客を引き付けているが、これらの広告看板のサイズが高速道路美観法違反なのではと指摘されている。ニューヨーク市の運輸局は、国から支給される高速資金の10%削減を避けるためには、ビルボードを撤去しなければならない恐れがあると説明した。
これに対し、「ビルボードなしのタイムズスクエアなんて想像できない」「この電光掲示板こそが観光客を引き付けるものだ」との声が多数寄せられているが、一方で「子どもも多く訪れる場所にも関わらず裸同然の人が写った広告が掲げられており、元からタイムズスクエアのビルボードは好きではなかった」との声も聞かれる。
市交通局は現在州交通局と話し合いを重ねており、「タイムズスクエアの代表的風景であるビルボードを残せるよう働きたい」としている。