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共同通信
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岸田文雄首相が昨年10月の衆院選で、選挙費用として自民党支部に支出した131万円を政治資金収支報告書に記載していないことが29日、分かった。事務所の内装費などとして支出した記録があるが、収入は支部ではなく後援会の報告書に記載があった。これまでも領収書の不備が多数判明しており、ずさんな処理が改めて明らかになった。
「岸田文雄選挙事務所」の選挙運動費用収支報告書によると、昨年11月6日、内装費用約105万円と賃貸料約26万円を、首相が代表を務める「自由民主党広島県第1選挙区支部」に支払った。だが同支部の政治資金収支報告書には収入の記載がなかった。