ホールフーズが新規ビジネス ミレニアルズをターゲットに

 テキサス州オースティンに本社を置き、全米、カナダ、イギリスに店舗を持つ「ホールフーズ・マーケット」が6日、ミレニアルズをはじめとする可処分所得の低い消費者層に狙いを定めた、新たなチェーンを展開する予定であると発表した。
 “ホールフーズ”は、自然派、オーガニック、新鮮な食品を扱うグルメおよび高級志向のスーパーマーケットとして知られている。市ではこだわり派の多いニューヨーカーたちを虜にしているが、料金設定が高いことでも知られており、同社は既に確立するイメージやテーマはそのままに、リーズナブルでよりアクセスのしやすいビジネス形態を模索中だ。若年層が求めるコンビニエンスストアのような利便性を追求するという。
 同社のウォルター・ロブ共同CEOは、「商品のセレクションを魅力的にし、最新のテクノロジーを使った店舗で、最良の食品を適切な価格で購入することは多くの人が求めていることだと常々感じていた」と述べている。
 同社は店舗数や場所などの詳細は発表しなかったものの、この新しい形態店舗の開店を来年には実現したいと述べている。
 とはいえ、ブルックリン区ウイリアムズバーグにホールフーズができると発表されてから、早数年。これが単なる発表に留まらないことを願いたい。

photo: Fukunaga