ブルックリン区ブッシュウイック在住の写真家の女性が、自身が暮らすロフトアパートの住民をモデルにヌードカレンダーを作成し、アパートの修繕のための資金集めを行っていると6日、DNAインフォが報じた。
クリスティアナ・マーティンさん(35)が暮らすアパートは2011年、数々の建築上の違反が発見されたため消防局から立ち退き命令が出され、約半数の住民がアパートから離れることになった。その後一部の住民は戻ることを許されたが、違反箇所の修繕が進まず未だアパートへ戻る日を待つ住民が何人もいる。
同アパートの住民は皆アーティストで付き合いが深く、「結びつきは強い」と話すマーティンさんは住民の親交の深さを示すためヌード写真を撮影し、資金集めのためのカレンダーを作成しようと思い立った。
「345 エルダート・レジデンツ・イン・ザ・フレッシュ」と名付けられたカレンダーは現在、クラウドファンディングのインディゴーゴーで一冊25ドルで販売されている。マーティンさんによると、一冊につき9ドルが同アパートプロジェクトの収入となり、まずは屋根裏部分の修繕費に充てられる予定だという。
12枚の写真は、地下鉄のホールジー・ストリート駅のホームでローブのひもを緩め佇む男性や、アパートの部屋でソファに座る女性など、どれも自室やアパート近辺で撮影されている。