ギフテッド・プログラム、7日から受付
アダムズ知事、門戸拡大へ
ニューヨーク市教育局(DOE)関係者は30日、公立校の英才教育「ギフテッド&タレンテッド・プログラム(G&T)」の参加申し込みを12月7日〜1月20日に受け付けると発表した。 同日、ゴッサミストが報じた。
今回発表された対象は幼稚園児。4歳児の幼稚園入園手続きの一部になっており、今までと違って別途申し込む必要はない。空席数と教諭の推薦を加味して、選択される。試験の結果を使わないのも今までと異なる。DOEのダン・ワイスバーグ主席副局長は声明文で「こうした変更で、プログラムへのアクセスが容易になる」と説明している。きょうだいがすでにプログラムに参加している子どもは優先される。また、居所から近いプログラムに優先的に配属される。小学1年生〜3年生のエントリーついては後日詳細を発表する予定だ。
市のG&Tを巡っては、平等や多様性の観点から議論が多い。2019〜20年度の幼稚園児向けプログラムでは黒人が6%、ラテン系が8%に過ぎず、差別的との批判がある。デブラシオ前市長は21年10月にG&Tを廃止する方針を打ち出したが、アダムズ市長はこの春、プログラムの門戸を拡大すると約束。幼稚園児向けプログラムの定員を増やし、新たに小学3年生から参加できるようにした。
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