物価安定、24年以降が86%

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共同通信

 【ワシントン共同】全米企業エコノミスト協会(NABE)が5日発表した所属エコノミストへの調査で、変動の激しい食品とエネルギーを除く米国の個人消費支出(PCE)コア物価指数が前年比2%以下になるのは2024年以降との予想が計86%を占めた。社会問題化している高インフレは当面続く見通しだ。

 PCEコア物価指数は中央銀行に当たる連邦準備制度理事会(FRB)が重視する指標の一つで、2%を物価安定の目標としている。回答では2%に落ち着くのが24年との予想が最多の44%、次いで25年以降が42%。23年後半は13%だった。