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共同通信
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1966年に静岡県の一家4人が殺害された事件で死刑が確定し、2014年の静岡地裁の再審開始決定を受け釈放された袴田巌さん(86)の差し戻し審の3者協議が5日、東京高裁であり、弁護団が最終弁論をして審理が終結した。事件から56年余り、死刑確定からは約42年。高裁は本年度中に再審開始の可否を決定する見通し。
差し戻し審では「犯行着衣」とされた衣服5点に付着していた血痕の変色状況が争点になった。弁護団は変色が不自然だとして「衣服は袴田さんのものではない」と主張した。
衣服は事件発生から約1年2カ月後、袴田さんが勤務していたみそ工場のタンクから見つかった。