パワハラ前副町長、免職取り消し

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共同通信

 熊本県山都町が設置した第三者委員会で、職員に対するパワハラを認定され、町が8月に懲戒免職とした能登哲也・前副町長について、手続きに問題が判明し処分も重過ぎたとして、町は5日、免職処分を取り消した。

 町によると、特別職である副町長の処分は、議会の同意を得て選任された審査委員会の議決が必要だが、職員5人で構成する審査委で「免職相当」と議決し、町が8月26日に処分。9月下旬、総務省から議会の同意を得て選任されていないとの指摘を受け、見直すことにした。

 処分見直しを進める中で、「免職」は重過ぎると判断。処分を取り消し、前副町長が処分前に申し出ていた辞職を認めた。