ビルからレンガ剥がれ落ちる 2歳児重体

 17日朝11時すぎ、アッパーウエストサイドの74丁目とウエストエンド街付近のビルからレンガなどの建物の一部が剥がれて8階の高さから落下し、2歳の女児とその祖母に直撃する事故があった。2歳児は重体となっている。
 一部報道によると、破片が落下したビルは60代の祖母が入所する長期療養施設で、2歳の孫と共に建物外に設置されたベンチに座っていたという。8階の窓枠あたりから突然剥がれ落ちたレンガは2人を直撃し、女児は息はあったものの、明らかに深刻な状態になっていたという。
 911番通報した近隣の人物にCPR(心肺蘇生法)の知見があり、これが2歳児の運命を左右した。2人は近くのニューヨーク・プレスビリタン病院ウェイル・コーネル・メディカルセンターへ搬送され、祖母は手首などに傷を負い重傷、2歳児は重体と診断されたが、18日朝入った情報によると2人の容態は落ちついているという。
 なぜレンガの破片などが落下したかについては分かっていない。ビルの管理会社は原因究明も含めて、その責任が問われることになる。