宮台さん、言論活動を再開へ

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共同通信
インターネット上のビデオ映像で退院を報告する宮台真司さん(「ビデオニュース・ドットコム」のサイトより)

 東京都立大で襲撃され重傷を負った同大教授で社会学者の宮台真司さん(63)が7日、インターネット上のビデオ映像で退院を報告した。「深刻な肉体的ダメージを受けたが、心がダメージを受けているわけではない」とし、言論活動を再開すると述べた。

 宮台さんは、左の頬や耳などにガーゼやばんそうこうを貼ってビデオ出演。手術が計6時間にわたったことなどを報告し、自宅に戻り「ほっとした」と話した。また「(犯人が)暴力で表現を何かしようとしたか分からないが、効果としては表現をふさぐ機能を果たす」と分析した。

 宮台さんは11月29日午後、男に首などを刃物で切り付けられた。