アダムズ市長、幹部職に女性2人登用
目標達成とアメリカン・ドリーム実現へ
ニューヨーク市のアダムズ市長は、主席副知事にシーナ・ライト氏、主席補佐官にカミーユ・ジョセフ・バーラック氏の任命を発表した。ゴッサミストが6日伝えた。
ライト氏は、現職のロレーヌ・グリロ氏が来月退任するのに伴い、戦略イニシアチブ担当副知事から昇格する。黒人女性が主席副知事に就任するのは市の歴史上初めて。約80部局の長や複数の副知事の上に立つ。アダムズ氏はライト氏を「冷静で信頼できる」と評価。任命理由として、デブラシオ前政権下で苦情の多かった非営利団体に対する支払い遅延問題の解決や、若者向けの夏季一時雇用制度を拡充した実績を上げた。ライト氏は「ことを成し遂げるために注力してきた。今後も目標達成を最優先とし、データに基づいて決定を下す」と話した。
バーラック氏は現在、上席アドバイザー。首席補佐官としてアダムズ氏の門番役になる。バーラック氏の母親はトリニダード・トバゴ出身の看護師。努力を重ねアメリカン・ドリームを実現したと明かし、「ニューヨーカーが各自の夢を実現できるよう、市長とともに全力を尽くす」と抱負を語った。アダムズ氏が「私の兄弟」と呼ぶ現職のフランク・カローン氏は来月、2025年の知事選参謀に転出する予定。
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