メリーランド動物園の南アフリカペンギン、ウィニーとリリーが今週末、タイムズスクエアのホテルに登場し、観光客らに愛嬌を振りまいた。エーエム・ニューヨークが伝えた。
この2羽は、野生生物保全協会が推し進める「絶滅危惧種10種の保護プログラム」の広報活動の一環として、15日の「絶滅危惧種の日」に合わせ行われたもの。
同プログラムでは、絶滅の危機にある動物を救うため、動物園水族館協会(AZA)が認可した229の動物園や水族館に対し、現状を認識し各々の専門的知識を共有した上で、様々な解決策を出し合うよう求めている。この日のウィニーとリリーの訪問は、ブロンクス動物園とニューヨーク水族館が、同プログラムの主要支援団体であることから実現した。
AZAの保全・科学部会副会長デボラ・ルーク博士は「動物園へ出かけ入場料を払うだけでも、プログラムの支援につながる。動物園では今後、絶滅危惧種の説明を記した看板を順次増やす予定で、まずは動物たちを見に来て欲しい」と協力を呼びかけている。
同プログラムが絶滅の危機にあるとして今回選んだ10の動物は、南アフリカペンギンの他、ゴリラ、サメ、エイ、チーター、ウミガメ、アジアゾウ、黒サイ、コガシラネズミイルカ、ブチイシガメ、アメリカシロヅル。