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共同通信
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北海道・知床半島沖で4月に起きた観光船「KAZU 1(カズワン)」沈没事故で、引き揚げられた船体の甲板前方にあるハッチのふたが外れていたことが9日、関係者への取材で分かった。事故原因を調べている運輸安全委員会は、この部分から海水が船内に流入した可能性があるとみており、これらの調査状況をまとめ、近く国土交通省に報告する見通し。
関係者によると、カズワンの甲板には船倉に出入りするためのハッチが複数あり、波をかぶっても浸水しないようふたで密閉することになっていた。しかし、海底から引き揚げられた船体は、船首付近のハッチのふたが外れていた。