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共同通信
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名古屋刑務所(愛知県みよし市)で刑務官22人が受刑者3人に暴行を繰り返していた問題で、法務省が、刑事事件としての立件を視野に検察当局と調整する方針であることが10日、関係者への取材で分かった。検察は、特別公務員暴行陵虐容疑の適用も含め検討するとみられる。
法務省の調査では、刑務官22人は20~30代の男性。昨年11月上旬から今年8月下旬にかけ、受刑者3人に、顔をたたいたりアルコールスプレーを顔に噴射したりする暴行を繰り返した。いずれも個別に行われたが、暴行が複数回に及ぶケースもあった。60代の男性受刑者が左まぶた付近に5日間のけがを負った。