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共同通信
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太平洋戦争末期の激戦地となった硫黄島(東京都小笠原村)で10日、日米合同の慰霊式が開かれた。23回目で、約40人が参列。日本側の遺族でつくる硫黄島協会の寺本鉄朗会長は「壮絶な戦いの記憶が風化しつつあることを深く憂える。今日の平和と繁栄が尊い犠牲の上に成り立っていることを忘れてはならない」と訴えた。
参列者は、日米で計約2万9千人の戦没者を追悼し、両国の友好や平和を誓い合った。在日米軍のエリック・オースティン第1海兵航空団司令官は「かつての最も手ごわい敵が、今は最も親しい友人だ。私たちはお互いを必要としている」と話した。