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共同通信
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岸田文雄首相は10日夜、臨時国会閉幕を受けて官邸で記者会見した。防衛費の増額に伴う増税方針について「増税が目的ではない。防衛力の強化、維持が目的だ」と述べ、国民に理解を求めた。増税への信を問うための衆院解散・総選挙の可能性については「全く考えていない」と否定した。
臨時国会で2022年度第2次補正予算が成立したことを踏まえ、総合経済対策をできる限り早く広く活用できるよう、政府対策本部で補正予算の全事業の進捗状況を毎週チェックし、集計していくと明らかにした。
同時に「構造的な賃上げを実現していくための制度的な土台を早急につくっていく」と強調した。