南部オデッサ攻撃で停電

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共同通信
9日、ウクライナ東部ドネツク州バフムトで、ロシア軍の攻撃で壊れた建物(ロイター=共同)

 【キーウ共同】ウクライナのゼレンスキー大統領は10日のビデオ声明で、イランがロシアに供与した無人機(ドローン)による攻撃で、南部オデッサ州内で150万人以上が電気を利用できない状況に陥ったと明らかにした。州都のオデッサ市によると、9日夜に電力インフラが破壊された。

 首都キーウ(キエフ)など他の地域でも停電が続いている。ロシアのプーチン大統領は8日、電力インフラへの攻撃について「われわれがやっている」と明言。「誰がクリミア橋を攻撃し、クルスク原発の送電線を爆破したのか」とウクライナの関与が疑われる事件を列挙し、報復攻撃だと正当化していた。