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共同通信
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岸田文雄首相は11日、広島市で開催された核軍縮に関する「国際賢人会議」初会合の閉会セッションに出席した。委員間で率直な意見交換ができたとして、来年5月のG7広島サミットに関し「核兵器のない世界に向けた力強いメッセージを発信できるよう議論を深めていきたい」と表明した。首相が提唱した会議は2日間の日程を終えた。
会議では、核保有国と非保有国双方の元政府高官や有識者が委員を務め、意見を交わした。首相は「立場を離れて自由に議論し、会議の意義を体現できた」と評価。次回以降も厳しい現実を理想に近づけるため、具体的な方策について議論を深めてほしいと要請した。