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【21日付DNAインフォ】ニューヨーク市の公立学校に通う子どもの半数が、定員を超過したクラスで学習していることが21日、市民団体クラス・サイズ・マターズの調査により明らかになった。
市教育局(DOE)によると、2015年度に定員を超過した学校に通っていた子どもは約57万5000人で、約33万人が1クラスに30人以上が在籍する環境で学んでいた。報告書には、「これらの学校では美術や音楽教育の質が低下していたり、体育の時間が十分に取れなかったりと、子どもたちの学習に悪影響を及ぼしかねない」と教育の質を懸念する意見も記されており、保護者の間で不安が高まっている。
定員超過の背景には建物自体が不足していることが挙げられ、各学校は仮教室を授業用に充てている。ブロンクス区リバーデールにある公立(PS)第24校の在籍者数は720人だった07年に比べ、昨年は1075人と急増。そのためコンピューター室や音楽室、プラネタリウム室までも教室に改装したが、今年になってから仮教室が設置されていた別館が閉鎖され、事態はますます深刻化しているという。
最も混雑する第24学区では、小学校の平均的な定員超過率が125%にも上り、対策が急がれる。
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