防衛費増額「国債も排除せず」

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共同通信
記者団の質問に答える自民党の萩生田政調会長=11日、台湾北西部・新竹

 【新竹共同】自民党の萩生田光一政調会長は11日、防衛費増額に伴う財源確保策に関し、当面は国債発行も選択肢となり得るとの考えを示した。「この5年間の日本の防衛力を高めるために必要な財源は、あらゆる選択肢を排除しない。例えば国債もだ」と述べた。訪問先の台湾北西部・新竹で記者団の質問に答えた。

 岸田文雄首相は10日の記者会見で財源確保策を巡り、増税方針を示す一方、借金となる国債発行で対応する可能性を否定した。

 萩生田氏は首相発言について「2027年度以降の国内総生産(GDP)比2%を確保した後の安全保障費のことを言っている」と説明した。