戦没将兵追悼記念日であるメモリアルデーの週末に、マンハッタン区ミートパッキングにあるセレブ御用達ホテル、ザ・スタンダードホテルのラウンジが、制服を着た兵士の入店を拒否していたことが明るみになった。
技術コンサルタントのライアン・オコナーさん(32)が25日、デイリー・ニュースに語った内容によると、オコナーさんとその妻、妻のいとこであるバージニア州に駐留するロードアイランド出身の女性海軍兵士ともう1人の友人が23日午後8時ごろ、同ホテルの屋上にあるラウンジ、ザ・トップ・オブ・ザ・スタンダードに向かうためにエレベーターに乗ろうとしたところドアマンに止められ、ドレスコードにそぐわないとして入店を拒否されたという。当時、オコナーさんら3人は普段着だったが、女性兵士は海軍の白い制服を着ていた。
オコナーさんは、ホテルのフロントデスクにも入店できるように頼んだが、判断はラウンジの裁量によるので、何もできないと言われたという。これを受け、オコナーさんが同ホテルの経営者に一部始終を記したEメールを送ったところ、翌日、総支配人から兵士を招待するメールが返信され、同ラウンジのマネージャーは、二度と同じ過ちは繰り返さないと謝罪した。
オコナーさんは、「国のために尽くす兵士こそ優遇されるべきだ」とデイリー・ニュースに語っている。