発症1カ月後、5%が後遺症訴え

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共同通信
記者会見で新型コロナウイルスの後遺症について説明する大阪大の忽那賢志教授=14日午後、大阪府豊中市

 大阪大の忽那賢志教授(感染制御学)らが14日記者会見し、新型コロナウイルス感染者を対象に調査した結果、発症10日後に何らかの症状を訴えた人は半数に上り、5.2%が発症1カ月後、3.7%が2カ月後に後遺症を訴えたと発表した。

 対象は約4千人で、77%余りが比較的重症化しにくいとされるオミクロン株の感染者。忽那教授は「少なくない人が後遺症に苦しんでいる。ワクチン接種や感染予防を引き続き行う必要がある」と指摘した。

 調査は3月末までに感染した大阪府豊中市の住民が対象。書面かスマートフォンアプリを通じて回答した。平均年齢は約44歳。