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共同通信
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ロシアのプーチン大統領が、内外の報道陣を集めた年末恒例の大規模記者会見を取りやめた。さらにペスコフ大統領報道官は14日、年内に行われるはずだった連邦議会への年次報告演説も来年にずれ込む可能性が「大いにあり得る」と発言。ウクライナでの軍事作戦の詳細な説明を避けたい意向とみられ、思い通りに進まない戦況が大統領の政治日程にも重くのしかかっている。
タス通信によると、2000年に大統領に就任したプーチン氏は首相に転じて大統領職に復帰した12年以降、毎年12月にモスクワで記者会見し、数百人~約2千人の報道陣の質問に数時間にわたって答えるのが年中行事になっていた。