Published by
共同通信
共同通信
東芝の経営再建案の優先交渉権を得た国内ファンドの日本産業パートナーズ(JIP)に対し、三井住友銀行など5行が買収資金として計約1兆2千億円を融資する方針であることが15日、分かった。年内の正式決定を目指す。JIPはオリックスなど日本企業十数社から計1兆円規模の出資の意向を取り付けており、再建に向けた非上場化へ前進する。
JIPは銀行団との融資交渉とは別に、優先株による出資などの交渉を続けている。買収総額は2兆2千億~2兆円台半ばとなる見通しだ。
JIPの再建案は東芝の株主から株式を取得して買収することで、長期的な視点での成長を目指すことが柱だ。